美容師へのオーダーが多い髪型の芸能人とは

ヘアスタイル

2024年秋に発表された「美容師へのオーダーが多い芸能人の髪型ランキング」というものがあります。
ヘアスタイルはファッションですから、当然、時代ごとの流行があります。芸能人も時代ごとに髪型を変えていくはずです。芸能人が女優で、監督が出演者のイメージよりも作品世界を大事にしている場合、女優にも役に合った髪型をさせるでしょう。しかし一方で、女優が所属するプロダクションへの忖度と、自身の演出家としての矜持で悶絶している監督もいるかもしれませんが、それはまた別の話。
また、ジャッキー・チェンのように、どの作品でも変わらない、自分のイメージを大切にする人もいます。
一方、女優でなければそれほどの変化はなく、ヘアメイクアーティストのなすがまま、ということもあり得ます。
つまり、落語家の桂二葉さんのように、2015年ごろからずっとおかっぱ頭を続けている人もいますけど、基本的には芸能人も「いつも同じ髪型ではない」ので、こうしたランキングは「ほんの参考」と考えましょう。

人気髪型ランキング

2024年秋に調査会社がインターネットで調査した結果によりますと、「お客様からオーダーされることの多い髪型の芸能人」1位・広瀬すず2位・浜辺美波3位・生島愛瑠4位・池田エライザ5位・小松菜奈6位・佐々木希7位・波留8位・新垣結衣9位・田中みな実10位・石原さとみ、だそうです。
浜辺美波、波留などは女優ですから、どの作品での髪型なのか、ピンポイントでオーダーしたということなのでしょうね。
いえ、そう言えば波留はどの作品でも同じ髪型の印象です。ジャッキー・チェンのように、どんな作品でも自分自身のイメージを大切するタイプのようです。

芸能人の髪型をオーダーすること

芸能人は雑誌、ネット記事などによく写真が載りますから、美容室に行って髪型をオーダーする際「こんな風に」と画像で提示しやすく、便利なのでしょうね。中には「あの芸能人のようになりたい」と思っている人もいるかもしれませんが、仮に、職場に強く憧れる髪型の人がいても「髪型を真似したいので写真を撮らせて」とも言いにくいですし、そもそも同じ職場に同じ髪型の人が2人いると、少々居心地も良くないでしょう。
その点、芸能人は落語家の桂二葉さんでもない限り、常に同じ髪型とは限りませんから、同じ髪型を注文しても安易に「真似した」とは思われず、都合が良いとも考えられます。

今のトレンド

「今のトレンドの髪型」は、検索すればいつでもズラリと出てきます。
たとえば、2024年夏は、ベリーショートのボブがトレンドだったようです。確かに2024年夏は猛暑だったので、ベリーショートは合理的です。
または、キノコ型を意識しつつレイヤーを入れたミディアムボブや、同じくキノコ頭のフォルムにレイヤーを入れつつ、ボブにウルフを足したスタイルがトレンドだったようです。

なぜヘアスタイルにこだわる

人は「なりたい自分」になろうとします。
カッコ良くピアノを弾いている自分になりたい人はピアニストになりますし、カッコ良く野球をしている自分になりたい人は野球選手になります。
自分の見た目も、やはり「なりたい人」に近づけます。少し太った体型になりたい人は、なるべく太れるような食生活を心掛けます。極端に顔を変えたい、また、顔のある部分をどうしても変えたい人は整形手術を受けますし、そこまでしなくても良いけど、顔の印象を変えたい場合は、メイクアップや髪型で「なりたい自分」に近づきます。どうしても変えられないのは身長くらいでしょうか。ヒールの高い靴を履けば、背が高い印象は可能ですが、低くするのは困難ですから。

自分らしさって

人は「なりたい自分」になろうとします。
ただ、「ピアノをうまく弾きたい」とか「野球をうまくできるようになりたい」といった、行動面での「なりたい自分」の実現にはそれなりの努力、時間などが必要です。見た目は、体型以外であれば、割りと簡単に近づけることができます。一度髪を短くしたものの、ロングヘアにしたくなった場合でも、ウィッグを着ければすぐにできます。
顔の印象もメイクや髪型次第で変えられます
髪型は自分をこう見せたいという表現であり、髪型には人の内面が現れるそうです。
人はいろいろな髪型を試すことで「自分らしく生きること」を模索しているのかもしれません。
「自分らしさ」を求めて芸能人の髪型を真似したり、その時々のトレンドを取り入れても、そこには恐らく「自分らしさ」はないでしょう。皆が広瀬すずの髪型にしたってしょうがないでしょう。その髪型は広瀬すずらしさを表現した髪型なのですから。トレンドに合わせても、街に同じ髪型の人が増殖するだけで、それでは自分自身の個性なんてないかもしれません。
どうせ誰かの髪型を真似るなら、落語家の桂二葉さんのおかっぱ頭を真似るとか、それとも50年前、60年前の女優の髪型を真似してみましょう。街に同じ髪型の人が増殖するなんてことにはならないでしょうから。

まとめ

とは言え、真似だろうが流行だろうが、難しいことは考えず、いろいろな髪型にチャレンジしてみるのが一番です。別に似合わなくても構いません。誰に文句を言われるものでも、批判されるものでもないはずです。自分が楽しければそれで良いんです。

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