将来、美容師になるために今からできること

美容師

美容師はおしゃれで華やかなイメージがあり、多くの人が憧れます。
そんな憧れを持つ人の中には、実際に美容師になろうとする人もいるでしょう。美容師になるには、美容師国家資格の取得が必要で、美容師国家資格の試験を受験するには、厚生労働省が指定する美容師養成施設で必要な学科・技能を修めなければならず、美容学校に入学するには、高校卒業者であること、または高等学校卒業程度認定試験に合格していることが条件となっています。
今日、美容師になりたいと思っても、実際に美容師になるまでにはとても長い道のりなわけです。
とは言え、本当に美容師になりたいのであれば、しなければいけないことを1つ1つしていきましょう。やがては美容師になれるはずです。

美容師になる方法を調べる

「美容師になりたい」と思っても、思っているだけでいつか美容師になれるわけではありません。美容師になるために必要なことをしていかなければいけません。
まずはどうしたら美容師になれるかを調べましょう。調べると恐らく「美容師国家資格の取得が必要で、美容師国家資格の試験を受験するには、厚生労働省が指定する美容師養成施設で必要な学科・技能を修めなければならず、美容学校に入学するには、高校卒業者であること、または高等学校卒業程度認定試験に合格していることが条件」だと判明します。
必要なことが分かれば、次に何をすべきなのかも分かってくるはずです。

美容に関心を持つ

美容師になるには、まず高校を卒業して美容学校に入学しなければいけません。または、美容師試験の受験資格を得られる高校もありますので、中学を卒業すると同時に美容師になるための実際の勉強を始めることもできます。
それに、実際の勉強を始められなくても、できることがあります。
とにかく、美容に関心を持つことが大事です。とは言え、もともと美容に関心があるからこそ、美容師になりたいと考えるようになったはずですが。
美容ではなくても、ある事柄に関心を持って暮らすということは、その事柄に対して絶えずアンテナを張っているということになりますので、いろいろな情報が入ってきます。いろいろな情報が入ってくると、そこから興味がより深くなり、ますます美容師になりたくなるに違いありません。もしかしたら、美容師ではない美容関連の仕事に興味が出てくるかもしれませんが、それもまた良いことです。
もちろん、専門的な知識を独学で勉強するのも良いでしょう。ただその場合、知識に偏りが出てしまう可能性もあるので、気をつけてください。

いろいろな美容室に行ってみる

特に「美容師になりたい」と思っていない人は、美容室で施術を受けているときも、漠然と「早く終わらないかなあ」くらいの気持ちで過ごしているかもしれません。「早く終わらないかなあ」と思ってしまうのは、退屈だからです。しかし、美容室の内装や備品美容師の様子など、いろいろ観察していれば、恐らく退屈はしないでしょう。
ましてや、「将来は美容師になりたい」という気持ちがあれば、美容室で観察したいろいろなことやものが将来の役に立つはずです。と言いますか、役立てようという気持ちで観察すれば、役立てることができます。
できれば、毎回違う美容室に行き、いろいろな美容師のやり方を見てみましょう。それもまた大いに勉強になります。
また、いろいろ観察しながら、美容室で仕事をする、自分の将来像を思い描いてみましょう。将来をイメージすることは、そのイメージする将来に近づくことにもなります。

美容師と仲良くなる

もし、お金と時間に余裕があるなら、とにかく頻繁に美容室に通いましょう。そして美容師と仲良くなりましょう。
美容師とはどんな人なのか分かれば、将来、どんな美容師になりたいのかを具体的にイメージしやすくなります。また、仲良くなれば、美容師の現実をいろいろ教えてくれるかもしれません。
できれば、1人の美容師と仲良くなるのではなく、いろいろな美容師と仲良くなれると良いです。より多くの情報を得られますし、もしかしたら、「こんな美容師になりたい」と思える、憧れの美容師に巡り合えるかもしれません。

美容学校を調べる

美容師になるには、美容学校に通わなければいけません。どの美容学校に通うかを考えましょう。
考えるには、どんな美容学校があるか、知らなければいけません。美容学校にもいろいろあります。場所、カリキュラム、講師、授業料、通学費用など、いろいろな情報を集めて「ここだ!」という学校を見つけましょう。
美容学校の中には、美容師国家資格の取得がカリキュラムに含まれていない学校もあります。前もってきちんと確認しなければいけません。

オープンキャンパスに行く

美容学校の多くが、高校での成績や、小論文、面接などで人物を評価し、入学の可否を判断するAO入試によって入学生を選んでいます。このAO入試を受ける場合の条件に、オープンキャンパスへの参加を入れている学校がかなり多いです。
オープンキャンパスとは、学校が入学志望者に対し、学校をよく知ってもらうために開催するイベントで、一般的には、学校のトップの講演、学校内の見学ツアー、模擬授業などが行われます。
オープンキャンパスに参加すると、AO入試を受けることもできますし、そもそもその学校のことをよく知ることもできます。できるだけ多くの学校のオープンキャンパスに参加しましょう。

体力づくり

美容師の仕事は、体力仕事でもあります。何しろ、ほとんど立ちっぱなしで作業を行いますから。1日中立ち仕事を続けても大丈夫なように、身体を鍛えてタフな体力をつくっておきましょう。

敬語を使えるようにする

美容師の仕事は、接客業でもあります。接客業であるからには、お客様に快適に過ごしてもらい、快適に施術を受けてもらわなければいけません。
当然、中学生、高校生なら多少は大目に見てくれるかもしれないタメ口はもってのほかです。相手が年上だろうが年下だろうが、お客様には敬語を使わなければいけません。
敬語は国語や数学のように学校ではきちんと教えてくれませんが、独学で構わないのでしっかり身に付けましょう。ビジネスマナーがカリキュラムに取り入れられている美容学校もあります。きちんと真剣に受講しましょう。

美しい芸術に触れる

美容師は高度な専門的技術を駆使する仕事ですが、センスを問われる仕事でもあります。多くの人を魅了する美的センスがなければ、常連客は付きません。
美的センスを養うには、いろいろな美しいものに触れることが大切です。自分の好みやそれまでの経験は一時忘れ、古典に触れましょう。美しい芸術をたくさん見たり、聞いたりするのです。
古典は、登場してから今まで作品として残っているのですから、時代を超えて多くの人を引き付けるものがあります。古いものは最新美容の参考にならないなんて思ってはいけません。絵画、映画、演劇、文芸、音楽など、さまざまな芸術に積極的に触れ、美的センスを磨いていきましょう。

いろいろなことに好奇心を持つ

30代、40代で美容学校に通い、美容師を目指す人もいます。とは言え、やはり10代で美容師を志してそのまま美容学校に入学する人が多いです。
早くからキャリアを思い描き、それに向かって人生を進めるのは大事です。
ただ一方で、立ち止まっていろいろ考えると、他の可能性が浮かんできたりもします。
肝心なのは、美容だけではなく、広くいろいろなことに好奇心を持つことです。
いろいろなことに好奇心を持って情報を吸収する中で、それまで知らなかった美容師の魅力に気付くかもしれません。美容師以外の美容関連の仕事に興味を持つかもしれません。美容師への興味が薄れることもあり得ます。

まとめ

将来、美容師になるために今すぐできることもいろいろありそうです。
美容師は高度な専門的技術を駆使する仕事ですが、感性を磨き、接客術も身に付ける必要があります。美容師としての専門的な技術や知識は美容学校で学ぶとして、それ以外のことも好奇心を持ってできるだけ吸収しましょう。

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