美容師になろうという人は、恐らく職業を選択する際、「大金を稼ぎたい」「将来まで安定した生活を続けたい」を第1の条件にはしていないのではないでしょうか。基本的に美容師は特別な技能を持った専門職で、その技能を使って活躍することがまず志望動機になるはずだからです。「大金を稼ぎたい」「将来まで安定した生活を続けたい」は、2番目か3番目の条件になっているかもしれません。
実際、勤務がなかなか過酷で、しかも一般的に「低収入」と言われているのが美容師のようです。
はじめに
美容師は大金を稼ぐことには向かない職業だとしても、やはり多くの美容師が「大金を稼ぎたい」と思っているのではないでしょうか。
芸能人やスポーツ選手は多くの人が憧れたりする職業ですが、芸能人やスポーツ選手の誰もが高収入というわけではありません。つまり、低収入の芸能人やスポーツ選手もいます。すべからく高収入な職業と言えば政治家くらいでしょうか。
それはともかく、なぜ多くの人が芸能人やスポーツ選手に憧れるのかと言うと、世間からチヤホヤされ、しかも「当てればデカい」からです。
そんな芸能人やスポーツ選手同様、実は「当てればデカい」のが美容師です。有名人のお抱えになったり、マスコミにもてはやされるトップスタイリスト、カリスマ美容師になれば、かなりの大金も稼げるはずです。
年収1千万円も夢ではないかもしれません。
美容師の平均年収
実際、美容師の年収はどれくらいなのでしょう。
美容師の収入は勤務年数、勤務店、勤務形態などによって大きく違うようですが、平均年収は380万円くらいだそうです。一般的な企業の平均年収約400万円を少し下回っていることになります。
ちなみに美容師の初任給は約18万円で、なかなかつらいものがあります。
今、美容室は増えているので、店の間で料金の値下げ競争が起こっていて売り上げが減り、さらにもともと美容室は設備などに資金や運営費が必要でもあり、美容師の給料をあまり上げることができないとも言われています。
収入を上げる方法5選
それでも美容師の給料を上げる方法は必ずあるはずです。
スキルアップ
まずはこれが一番大事です。スキルアップです。
美容師は特別な技能を持った専門職なのですから、その技能を向上させることで芸能人やスポーツ選手が高収入になれるのと同様に、美容師も高収入になれるのです。
以下の「給料を上げる方法」も「高度な技能」が前提になっています。高収入を得たいのであれば、高度な技能がなければいけません。
高給店に移る
美容師の給料は店によって違います。店の規模、店の場所、店の経営方針などによって給料設定が違ってくるのです。
今の給料より収入を上げたかったら、今の給料より給料が高い店に移るのが、一番手っ取り早い方法です。
そこで高い技能を持っていれば、給料はさらに上がります。
常連客を増やす
美容師の給料は、アシスタント時代は固定給のみで、スタイリストになってからは固定給+歩合制になっていることが多いそうです。
歩合制による取り分を増やすには、それだけたくさん店の売り上げに貢献すれば良いのです。店の売り上げに貢献するには、自身のスキルをアップさせて自分のファン、すなわち自分目当ての常連客を増やせば良いのです。
効果的に集客する
実際に高度な技能とおしゃれな感性を発揮し、それを目の当たりにしたお客様から好評をいただき、そんなお客様を増やし、常連客を増やすのも1つの収入を増やす方法ですが、SNSや動画サイトなどを使って自分で自分をアピールしてお客様を増やす方法も侮ってはいけません。
ただ、この場合も動画などを見た人が「この美容師に髪を切ってほしい」と思ってくれるような高度な技能とおしゃれな感性が必要です。
また、動画でうまく高度な技能とおしゃれな感性を発揮して注目されれば、動画にスポンサーが付き、その広告収益を収入の足しにすることもできるかもしれません。
独立する
収入を増やすなら、独立するのも1つの手です。
独立して自分の店を開業したり、フリーランスの美容師になるのです。
独立すると、自分で料金を決めることができます。収入を増やしたいなら、料金を高く設定すれば良いわけです。
ただ、それでお客様が納得してくれるだけの高度な技能とおしゃれな感性が必要ですし、経費などの出費もすべてその料金から出さなければいけないので、そこは大変です。
高度な技能とおしゃれな感性に加え、経営者の感性も必要になるでしょう。
まとめ
人は誰でも収入を増やしたいと思っています。できれば、なるべく楽して大金を得たいものです。
しかし、やはり楽してたくさん稼ぐ方法はないようです。くれぐれも甘い儲け話には気をつけましょう。
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