エステティシャンは、顔や体全体の表面の手入れを行い、お客様の肌の悩みを解決したり、心身の緊張をほぐす専門家です。エステティシャンになるのに、それがなければエステティシャンになれないという国家資格はありませんが、それがあるとエステティシャンとして信用される民間資格がいろいろあります。それだけ専門性の強い仕事です。
はじめに
何によらず、人には「向き」「不向き」があり、仕事にも適性というものがあります。
エステティシャンは専門性の強い仕事ですから、その専門に向いている人にとっては、比較的やりやすいかもしれませんが、向いていない人にとっては仕事を続けることがなかなかな重荷になる可能性もあります。
しかし、本当にエステティシャンの仕事が好きなら「向き」「不向き」なんて気にせず、突っ走ってほしいものです。
美や健康に対する興味が強い
仕事選びで大切なことの上位にくる１つが、好きかどうかです。好きなことをやっていると楽しいですから、好きなことを仕事にすると、人生が楽しくなります。いくら大金を稼いで贅沢に暮らしても、楽しい人生にはかないません。
エステティシャンになるなら、エステティシャンの仕事を好きなことが一番の適性と言えるでしょう。
エステティシャンの仕事が好きだということは、美や健康に対する興味が強いということです。
接客業が好き
エステティシャンは美容師や理容師と同様に、お客様に直接施術を行う仕事です。美容師や理容師と同様に接客業なのです。
美容系の仕事は接客業であることが多いのですが、接客業ではお客様に快適に過ごしてもらえるように努めなければいけません。エステティシャンは心身の緊張をほぐす専門家です。お客様に快適だと感じてもらえないと、心身の緊張を解くことはできません。
お客様に快適に過ごしてもらうことに一所懸命になれる人であり、実際に快適に過ごしてもらえるような人こそ、エステティシャンに向いています。
コミュニケーションが得意
接客業では、お客様との円滑なコミュニケーションが不可欠です。お客様の要望、希望を把握し、それを施術に的確に反映させなければいけません。お客様からのクレームにも冷静に対応しなければいけません。
コミュニケーションが得意でなければ務まらないと言っていいかもしれません。
聞き上手
接客のスキルの中で、かなり重要だと言えるのが、心地良い会話をできるかどうかです。接客では店内の雰囲気、清潔かどうか、エステティシャンの身だしなみがきちんとしているか、言葉使いや立ち居振る舞いが柔らかくてていねいかといったことも重要です。ただ、やはり会話も占める割合は大きいのです。
そして心地良い会話で必要なので、1分間に1回笑わせられるかという話し上手であることではなく、お客様の要望や好みなどをうまく聞き出せる、すなわち聞き上手であることなのです。人は自分が気持ち良く話すことができて、初めて会話を心地良かったと感じるものなのです。
身体的にタフ
エステティシャンの仕事で欠かせないのがマッサージです。マッサージはかなり力を使う作業なので、エステティシャンに体力は欠かせないと言えます。
また、エステティシャンの仕事は立ちっぱなしで行う作業も多く、ある程度身体的にタフでなければ、長く続けることは難しいです。
精神的にタフ
体力的にきついエステティシャンの仕事は、疲労がたまり過ぎると、気持ちに余裕もなくなったりします。また、接客業では、お客様からクレームを言われることもあります。
そうしたとき、早めに気持ちを切り替え、明るくお客様を迎えられることが必要となります。精神的にタフであれば、苦しい状況でもポジティブに仕事を続けられる可能性が高くなります。
手がソフト
エステティシャンは、お客様の肌に直接触れる必要がある職業です。爪はいつも短く、角を落として丸みのある形に整えておく必要があります。
手の触り心地がザラザラしていたり、ひんやりしていると、お客様が不快に感じてしまう可能性もあります。できれば柔らかく、温もりのある手のほうが好ましいでしょう。
そのためには日ごろからハンドケアを欠かさず、また、施術前には湯で手を温めたりするなどの工夫をすると良いです。
向上心が強い
エステティシャンに向いている人の特徴は、エステティシャンに限らず、多くの美容系の仕事に向いている人の特徴でもあります。
美容やファッションの世界には流行があり、また技術は進化もしているので、一度技術や知識を覚えて、それで終わりではありません。お客様も技術と知識の向上を美容系の職業に就く人に求めています。
そんなお客様の思いに応えるため、エステティシャンをはじめとした美容関連の仕事に就く人には、強い向上心がなくてはならないと言えるでしょう。
まとめ
上記の「エステティシャンに向いている人」のすべてに当てはまる人は、エステティシャンになることを考えてみてください。成功者となれる可能性は高いと言えます。
そのいくつかに当てはまる人も、可能性は捨てきれません。
もし、どれにも当てはまらないとしても、どうしてもエステティシャンになりたい人は、こんな記事なんて信用せず、その思いのままに突っ走っちゃってください。好きな道に進まないと、もったないです。
コメント