「どうしても美容師になりたい!」美容師の志望動機とは

美容師

人の行動には「なぜそんな行動を取ったのか」という問いに対する理由が必ずあります。「何となく」という場合もありますが、「何となく」を突き詰めていくと、実は無意識な理由があったりします。

はじめに


「美容師になりたい」と考える人にも、もちろん「なぜ美容師になりたいのか」という問いに対する理由があります。美容師になるには、技術や知識を身に付け、美容師国家資格を取得し、その後もアシスタントとして下積み仕事を続けるなど、知恵勇気努力が必要なので、そりゃもう明確な理由があるに違いありません。

美容師を志した理由

とは言え、もし「何となく美容師になりたいと思っただけ」でも、もちろん美容師になる努力をするのは構いません。基本的に人には、選びたい職業を選ぶ権利があります。ただ、美容室など、採用する側は明確な動機を求めますので、注意してください。

家族に美容師がいた

父親が美容師だった、母親が美容師だった、両親が美容師だった、親戚に美容師がいたといった、身近に美容師がいた人が自分も美容師になりたいと思うことがあるようです。
美容師の親が楽しそうに仕事をしている姿を幼いころから見ていたりすると、いつしか「自分も」と思うのかもしれません。美容やオシャレに関する情報が集まる家庭環境だった可能性もあります。

美容室での体験から

お客として訪れた美容室で、自分を担当してくれた美容師がカッコ良くて憧れたことが、美容師になりたくなった志望動機になっている人も多いようです。
自分のヘアスタイルを、思った以上にカッコ良く仕上げてくれたことの感動が、志望動機につながっていたりします。

美容師への憧れ

実際に会った美容師ではなく、テレビや雑誌、動画サイトなどで見た美容師のカッコ良さへの憧れから、美容師を目指すようになる人もいます。テレビでアイドルを見て、自分もアイドルになりたくなるのと似ているかもしれません。

ヘアスタイルへの興味

昔から美容やオシャレに対する関心が強く、中でもヘアスタイルに強い興味を持っていたことから、自分なりのヘアスタイルを創造したいという気持ちもあって、美容師になりたくなる人もいます。
美容やオシャレへの関心から、エステティシャンになったり、アパレル関連の職業に就いたりする人もいます。人それぞれです。

その理由を基に、志望動機を書くポイント

なぜ、その職業に就くことにしたのかという理由は人それぞれです。通常、それを他人に明かす必要はありません。
ただ、美容室など、採用する側は明確な動機を求めますので、「何となく」美容師になりたいという人は、自分の心の奥を探ってみましょう。面接で志望動機を話すときは、とにかく人事担当者に「この人を採用したい」と思わせるだけの説得力が必要になります。抽象的であいまいな動機ではなく、論理的で具体的なことを話しましょう。

職業選択の理由

「なぜ、美容師になりたいのか」は美容室の面接でよく聞かれる質問です。
単に「美容師に憧れて」だけではなく、なぜ美容師に憧れるようになったのか、具体的なエピソードを、どこに憧れているのかといったことまで含めて話しましょう。
例えば「自分がお客として行った美容室で、ヘアカットしてくれた美容師に憧れた」という場合も「美容師が仕上げてくれたヘアスタイルで、自分が変身できた気がして感動した。この感動を誰かに感じさせる人になりたいと思った」と、憧れたポイントを具体的に話すと良いです。

目指す目標

美容師になるからには、将来、どんな美容師になりたいのかも重要です。
美容室にもそれぞれ特徴がありますから、店の方向性その人の方向性が合っているかどうか、確認しなければいけないからです。
例えば、店としては高級志向なのに、老若男女に幅広く親しまれる美容師を目指している人が来ても、店の志向とマッチしていないことになります。

そこを選んだ理由

世の中に幾多ある美容室の中から、なぜその店を選んだかも、店にとっては「採用するかどうか」を判断する重要なポイントになります。
もちろん、「自宅から一番近いので、自宅で過ごせるオフの時間をたっぷり確保できるから」という理由でも構いません。今は「自分の時間を大切にしたい」という考えが当たり前になっています。
ただ、スタイリストになる前のアシスタントは下積み仕事として、勤務時間も長くなりがちなのが当たり前と考える美容室のオーナーもいます。まだまだ美容師は「自分の時間を犠牲にしてまで技術や知識を学ぶべき仕事」と思われがちです。
「オフの時間をたっぷり確保したい」と言うと「あまり熱心に技術や知識を学んでくれない」と思われる可能性はあります。

熱意を込める

美容師を雇おうとする美容室が求職者に求めるのは、その店と「合っているかどうか」「長く熱心に勤めてくれるかどうか」です。人を採用して人材として育てるにはお金も時間もかかるので、それを無駄にしたくないわけです。
「長く熱心に勤める」と思われると、採用される可能性がグンと高くなります。「長く熱心に勤める」と思われるためには「長く熱心に勤める覚悟がある」という熱意を伝えることが重要です。
そのために、なるべく具体的なエピソードを話すことが必要になるのです。

まとめ

美容師になりたい人は、一般的にはその理由を明確にして努力を重ね、就職したい店や企業に効果的なアピールをする必要があります。
ただ、実家が美容室で小さいころから「何となく美容師になりたい」と思い、親からも勧められて何となく美容学校で学んで美容師国家資格を取り、そのまま実家の美容室で働き始めたので、自分でもどうして美容師になったのか、具体的な理由が分からない、という人もいるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました