大問題‽! 海外で美容師として働くには

人情薄く、同調圧力が強く、富裕層には優しいが庶民には冷たく、少数派は肩身の狭い日本に嫌気がさしたという人も多いのではないでしょうか。
これ以上我慢することはありません。海外に出ましょう
「改めて日本の良さを思い知った」となるか、「日本より住みやすい国を見つけた!」となるかは、神のみぞ知る、かもしれません。

はじめに

美容師は高度な技術を必要とされる専門職です。
その技術とは、ヘアスタイリング、結髪、ヘアカット、パーマネントウエーブなどであり、そうした技術を使って容姿を美しくするのが美容師です。この技術は世界中、どこでも必要とされると言って良いでしょう。
美容師は日本特有の仕事ではないのです。世界中、どこでも美容師の仕事はあるはずです。腕に自信がある人は、狭い日本を飛び出して世界を舞台に活躍してみませんか。

海外で活躍する美容師

海外で活躍してきた美容師と言うと、RYUTA TOMONOさん、TETE筒井隆由さん、下田鉄也さん、雑賀英敏さん、梅沢紳哉さん、井藤竜也さん、伊良波ひかるさん、TOKUMIさん、瀧澤香織さんといった人たちがいます。

必要な資格

日本で美容師として仕事をするには美容師国家資格が必要です。
海外では、国によって資格が必要なところと、必要ないところがあるようです。
アメリカで美容師として仕事をするにはコスメトロジーライセンスというものが必要です。このライセンスを取得するには、アメリカの各州が認定した美容学校で1600時間の授業を受け、納税者番号を取得してライセンス試験に合格し、必要なビザを取らなければいけません。ちなみにニューヨーク州では、日本の美容師免許と美容学校の履修時間を英訳して証明できればアメリカの美容学校に通う必要はないようです。
ヨーロッパ各国では、特別な資格がなくても美容師として仕事をできます。ただそれでも、実際に美容師として就職するには、美容師の技術を持っていることを証明しなければいけません。それぞれの国で、そうした技術を身に付けていることを証明する資格があるので、取得することを考えてみても良いでしょう。
アジアでは、免許の資格が必要な韓国、資格がなくても構わない中国やシンガポールと、国によって異なります。資格がなくても美容師になれる中国やシンガポールなどでも、技術を証明する資格を持っていたほうが有利ではあります。
海外では国ごとに必要な資格や条件に違いがあります。しっかり調べてから渡航先を考えましょう。

忘れちゃいけないビザ

海外で美容師として就職するには、その国のビザを取得する必要があります。
日本人は多くの国で、ビザがなくても90日間くらいは滞在できます。ただ、その90日間で美容室への就職を決めるのはかなり難しいので、まずワーキングホリデービザを取得すると良いでしょう。ワーキングホリデービザで、その国に1年滞在できます。その1年で就職先を決め、その後、就労ビザを取ります。就労ビザなら最長5年間はその国に滞在できます。
ビザを取得するには、その国の駐日大使館駐日領事館に申請します。国によってはオンライン申請もできるそうです。
美容師として働くために必要なビザの種類など、しっかり調べてから渡航先を考えたほうが良いでしょう。

就職先の見つけ方

海外で美容師として仕事をする美容室を見つける方法は、基本的には日本と同じです。すなわち、求人サイトの活用です。海外進出している日本の美容室で、海外で働く美容師を募集していることもあります。また、海外の求人を探すのも1つの方法です。ちなみに美容師は英語でHairdresser、求人はjob offerです。ただ、いきなり英語や現地の言葉で求人サイトを見るのは難しいので、積極的に外国語を学んだほうが良いでしょう。美容室を見つけるのに役立つにはもちろんのこと、仕事をするときにも大いに役立ちます。
それだけ語学力があれば、現地に飛び、良さそうな美容室を探すこともできるでしょう。

海外での仕事の内容

美容師の仕事と言えば、シャンプー、カット、カラー、パーマ、ブローなどで、基本的には日本と大きくは変わりません。ただ、日本のようにアシスタントがいる美容室は少なく、美容師1人が日本ならアシスタントが行うような業務からスタイリストの業務まですべて担当することが多いようです。

必要なスキル

美容師としての技術はもちろんのこと、日本でも美容師に求められる接客術観察力美的センスなどは海外でも必要です。ただ、美的センスのような感覚は文化の違いからも影響を受けますから、その土地に馴染める柔軟性があったほうが良いかもしれません。また、その国の言語を操る語学力がなくてはなりません。

海外で働くメリット

海外の美容院は、日本の美容院より勤務時間が短い傾向が強いそうです。日本はとにかく勤務時間が長い上、勤務時間以降の練習もあって、なかなかオフを楽しむ余裕がありませんが、海外では充実したオフを送れる場合が多いようです。
また、アメリカなど、チップの習慣がある国では、このチップが副収入となります。

海外で働くデメリット

海外の美容院は日本の美容院に比べて給料が高いところが多いです。
ただ、同時に完全歩合制の店が多く、その場合、基本給がありません。仕事がなければ、収入もゼロです。
また、物価の事情も日本とは違うので、日本での生活であれば裕福に暮らせる給料でも、現地ではなかなかぜいたくできないこともあるかもしれません。
さらに、海外で働く場合、日本の社会保険(年金や健康保険など)の中で、加入できなくなる制度もあります。

給与

日本での美容師の平均年収は約380万円で、平均月収は約29万円です。決して高くはないです。
海外では、もちろん国や地域で違いはありますが、アジアでは月収30万円以上、ヨーロッパやアメリカでは月収40万円~50万円くらいのようです。これに、チップの習慣がある国では、チップによる収入もあるわけです。売上の15~20%をチップとして受け取ったりするそうです。

まとめ

海外では、日本ではなかなかできない経験もできるかもしれません。チャレンジ精神があれば、そうした経験を重ね、帰国してから日本で生かすこともできるでしょう。
もしかすると、日本での飛躍的なキャリアアップにつながるかもしれません。

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