誇りを持って仕事をしている人は、案外少ないかもしれません。
はじめに
美容師の中には、誇りを持って美容師の仕事をしている人もいるでしょう。
誇りを持って仕事をしていると、充足感や満足感を得られます。そしてどんな仕事でも、気の持ちようで誇りを持つことはできるものです。
美容師が仕事に誇りを持てる要因
美容師にも、誇りを持てる要因がいろいろあります。
社会から必要とされている
美容室がなくても、人は死にはしないでしょう。美容室がなくなっても、人類が滅ぶこともないでしょう。
髪が伸びて邪魔になったら? 切れば良いだけです。たとえ美容室がなくても「髪を切って容姿を整える」理容室があれば十分です。
しかし、「容姿を整える」だけではなく「容姿を美しくしてほしい」と願う人たちが大勢います。中には「美容とファッションのことしか頭にない」と感じながら生活している人もいます。
人それぞれです。
「髪なんて、伸びたら切れば良い」と考える人が「美容とファッションのことしか頭にない」人たちを非難したりしてはいけません。
そんなわけで、美容室は社会から必要とされていて、美容師も社会から必要とされる仕事だと言えるのです。美容師は、自分たちは社会から必要とされているんだと感じ、そこに誇りを持ってもいいわけです。
人や環境に優しい
美容師は接客業でもあるので、お客様に快適に過ごしてもらいつつ「こんなヘアスタイルにしてほしい」という要望に応えてお客様に満足してもらわなくていけません。自然と人には優しくなります。
また、環境に優しい美容用品を使うことが、業界全体にも普及してきています。
もちろん、社会から必要とされていると感じ、仕事に誇りを持てる人は、周囲の誰にでも優しくなります。気持ちに余裕が生まれるからです。
健全な職場
世の中にはパワハラやセクハラが横行するブラックな企業がまだ存在するようです。
しかし、自分の職場が健全で、法律違反もなく、人間関係も良好だと、人は「この職場で仕事をできて良かった」と感じ、職場に誇りを持てるようになります。
職場に誇りを持てると、仕事も誇りを持ってやり遂げることができます。
技術に自信を持てる
美容師は高度な技術を要する専門職です。常に技術の向上に努める必要もあります。
美容師の技術の成果は、お客様のヘアスタイルとして、カタチとなって目に見えるものです。ヘアスタイルがうまくいったと実感できるとき、美容師は自分の技術に自信を持てます。
自信を持てるほど技術が優れていると、技術に対する評価も上がります。それだけ評価されると、自分の技術を誇らしく思うようになるでしょう。
仕事に全力で取り組める
社会から必要とされていると感じ、健全な職場で、技術を高く評価されると、仕事に対するやる気がみなぎり、全力で仕事に取り組めるに違いありません。
自分が全力で取り組んでいる仕事は、自分にとっての誇りにもなります。
人から感謝される
美容師は接客業でもあり、人を相手にする仕事です。仕事の成果に対する評価が、感謝の言葉として表現されることもあります。
多くの人は、人から感謝されるとうれしいものです。その積み重ねがやりがいにもなります。
やりがいを持てる仕事は、自分にとっての誇りにもなります。
人に感謝できる
人から感謝される自分が今日あるのは、その感謝してくれる人も含めた周囲のおかげです。
そのことに気付き、人に感謝できる人は、美容師ではなくても自分自身に誇りを持って良いでしょう。
できるかどうかは関係なく仕事を好き
仕事に全力で打ち込めるのも、お客様に喜んでほしいと思うのも、必要とされているからとか、感謝されたいからとか、カリスマ美容師になってたくさん稼ぎたいからではなく、シンプルに美容師の仕事を好きだから、という人もいます。
好きなことを仕事にできているのですから、きっと誇りを持って仕事をできるに違いありません。
仕事が楽しい
好きな仕事をできるということは、苦しいと思うことがあったとしても、仕事が楽しくて仕方ないでしょう。
まとめ
「この仕事って誰かに迷惑かけているかも」とか「法律違反スレスレで後ろめたい」などと思わず、自分の子孫にも語り継ぎたいような、正々堂々と胸を張って「こんな仕事をしています!」と叫べるような仕事をしている人は幸いです。
そして上記の項目に当てはまるなら、美容師でなくても自分の仕事に誇りを持って良いのではないでしょうか。


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