美容師は、化粧、スキンケア、フェイシャルエステティック、ヘアスタイリング、結髪、ヘアカット、パーマネントウエーブ、染毛、まつ毛パーマ、まつ毛エクステンション、サロンメイク、メイクアップ講習、メイクボランティアなどの方法で、容姿を美しくする技術者です。
はじめに
近年、美容への関心の高まりとともに美容室が増えているそうです。
ただ、その一方で美容師は足りなくなっているとも言います。
美容に強い関心を持っている人は、今こそ美容師になるときかもしれません。
今回は美容師という仕事のメリット、デメリットを紹介します。
美容師の仕事に興味がある人は参考にしてみてはいかがなものかと考えるにやぶさかではありません。
美容師という仕事のデメリット
普通、メリット、デメリットを紹介するときはメリットを先に並べます。甘い話を並べた後で「いやいや、世の中そんな甘いものではありませぬぞ」としたり顔で言いたいからなのでしょう。
よく分かりませんが、今回はデメリットから先に紹介します。
資格取得に時間とお金がかかる
美容師になるには美容師国家資格の取得が必要で、美容師国家資格試験を受験するには、厚生労働省が指定する美容師養成施設で必要な学科・技能を修めなければいけません。
学校はもちろんタダでは通えませんし、受験にもお金はかかります。
美容師は選挙と違い、SNSで人気と知名度さえ獲得すればOKではないのです。地道に勉強して知識と技術を身に付けるためのお金、時間を費やす覚悟、努力、やる気が求められるのです。
体力仕事
「おしゃれな仕事」と見られがちな美容師ですが、仕事中はほぼ立ちっぱなしです。腰の負担も重い体力仕事です。腰痛が美容師の職業病にもなっています。
さらにハサミやドライヤーを長時間使うことが原因となる腱鞘炎(けんしょうえん)も、美容師の職業病だと言われています。
なかなかしんどく、疲れがたまる仕事のようです。
肌が荒れやすい
美容師は1日に多くのお客様にシャンプー、パーマ、カラーなどの施術を行うので、シャンプー液や薬剤などによって手荒れがひどくなったりします。
手荒れは美容師の職業病でもあります。
土日に休みにくい
一般的なサラリーマンは土曜日、日曜日は会社が休業するので、休みになります。
一方、美容室は土曜日、日曜日も営業しているところが多いので、そんな店で働く美容師も土曜日、日曜日は基本的に出勤です。ただ、土曜日、日曜日以外の曜日が休業になっているので、そんな日は基本的に休めます。また、多くの美容室はシフト制の勤務になっているはずなので、一般的なサラリーマン並みに休みを取れる美容師もいるでしょう。
ただ、休みの日に一般的なサラリーマンとスケジュールを合わせて一緒に遊ぶのは難しいと言えます。
それに、美容師はアシスタント時代は休みの日も勉強会に出たり、勉強会がなくても自主的に練習したりで、心身を休めてリフレッシュさせることは難しいかもしれません。
とは言え、若いころの勉強はゆくゆく自分の実力になりますから、これを苦役と考えるか自己投資と考えるか、人それぞれだったりします。
休憩を取りにくい
一般的なサラリーマンは昼の12時から1時まで昼の休憩があり、この時間に昼ご飯を食べたりします。この12時から1時の昼休憩時間に、たとえどんな会社だろうが、電話したりしてはいけません。休憩がブチ壊しです。もちろん、特定の社員宛ての携帯電話も絶対にいけません。上司から部下への連絡もダメです。食事くらいはゆっくりしてもらいましょう。人の生死に関わるような用件は別ですが、それで会社に多少の損害が出るとしても、食事時間のほうが大切だと認識しましょう。
一方、12時から1時までお昼休憩になる美容室はほとんどありません。お客様の来店や予約がある限り、対応します。
そんなわけで、美容師もお客様がある限り、休憩している時間はありません。もちろん、昼食もおにぎり1つ食べる時間があるかないかです。
この過酷な環境はデメリットと言っても差し支えないでしょう。
低収入
美容師の年収は200万円台後半から300万円台だと言われています。全産業の平均的な年収が約430万円なので、平均を下回っていることになります。中には低収入だと感じる人もいるでしょう。
お金を重要視している価値観の人の場合、低収入はデメリットになり得ます。
ほぼ定年がない
一般的なサラリーマンが勤める会社は60歳や65歳が定年で、その後は定年後再雇用で働いたりします。本来は、たとえどんな仕事だろうが、60歳まで真面目に勤め上げた人は誰でもその後、悠々自適な生活を送れるようにするのが政府の責任ですが、政治家はそういう責任には無頓着です。
そんなわけで多くの庶民は60歳以降もなるべく仕事を続けたいと考えます。
一方、美容師国家資格には年齢制限がなく、違反をして取り消し処分を受けない限り、更新しなくても生涯有効です。そのため、美容師に定年はほぼないと言われています。勤める美容室に定年が設定されていれば、その年齢が定年なわけですが、独立開業するなど働き方を変えれば、それこそ生涯仕事を続けられます。
ただ、「美容師の定年は40歳」説というものがあるようです。美容師の仕事は体力仕事なので、体力的なこともあり、多くの美容師が30代から働き方を変えていくそうです。プロのスポーツ選手の多くが30代くらいで引退してコーチなどになるのと似ているかもしれません。
「60歳まで勤め、後は悠々自適な生活」を夢見ている人にとっては、これもデメリットになる可能性が高いです。
美容師という仕事のメリット
お待ちかねのメリットです!
どこでも通用する技能を習得する
美容師になるには美容師国家資格の取得が必要で、美容師は高度な技能が必要な専門職です。しかもこの技能は、世界中の多くの国で通用するものです。
技能を身に付けないとできないのが美容師の仕事です。昔はこういう仕事を「手に職を持つ」と言い、「一生食いっぱぐれない」なんて言われたものです。
実際、美容への関心が高まっている時代ですから、美容師の仕事は需要が多いかもしれません。
ほぼ定年がない
美容師国家資格には年齢制限がなく、違反をして取り消し処分を受けない限り、更新しなくても生涯有効です。そのため、美容師に定年はほぼないと言われています。
生涯現役で仕事を続けたい人にとっては大きなメリットだと言えます。
人に感謝される
美容師の仕事は接客業でもあります。人と接するのが仕事なので、お客様から仕事の成果に対して感謝され、感謝の言葉をかけてもらえることもあります。多くの美容師が「お客様から感謝の言葉を言われるとうれしい」と言っています。
また、お客様にもいろいろな人がいますから、接客業に従事する人は「いろいろな人間について学ぶ機会を得る」ことになります。「人間について学ぶ機会」は貴重なので、これもメリットになると言えます。
美的センスを発揮できる
美容師の仕事はお客様の容姿を美しくすることなので、美容師には美的センスが必要です。
美容師はもともと美容に対する関心が強い人が多いので、仕事で美的センスを磨き、美的センスを発揮できるとうれしく感じます。
創造性を生かせる
美容師は一方的に自分の美的センスを発揮するだけではいけません。お客様の要望を聞き、その要望を実現する方法を提案し、実践する必要があります。
単に美的センスがあるだけではなく、それを具体化できる創造性がなければいけないのです。もちろん、創造性は技術に裏打ちされたものでなければいけません。
美的センスを発揮し、技術を駆使して美しさを創造するのが美容師です。お客様に満足してもらえる美しさを創造できると、美容師はきっと大きなやりがいを感じるでしょう。
高収入も夢ではない
「美容師は低収入」と認知されていますが、実は美容師の給料は歩合制になっていることが多いです。歩合制、すなわち「やればやっただけ稼げる」制度です。
お客様に施術をすればするだけ、店の美容関連商品を売れば売るだけ、給料が上がります。中には年収約800万円を稼いでいる美容師もいるとかいないと言います。
いろいろな働き方がある
美容室に正社員として就職して美容師の仕事をするだけが美容師ではありません。パートタイム勤務の美容師もいます。
また、独立開業する美容師やフリーランスの美容師もいます。同じフリーランスの美容師にも「フリーランスの美容師が数人集まり、共同で美容室をレンタルするシェアサロン」「美容室の1席を借りて施術する面貸し」「業務委託」といった働き方があります。
それぞれ自分の都合で働き方を選択できます。
まとめ
以上が美容師という仕事のメリット、デメリットです。申し訳ありません、徹底解説というのは誇大表現でした。それでも、おおまかなところをサクッとお伝えできたのではないでしょうか。
美容師の仕事にはメリットもあれば、デメリットもあります。美容師に限らず、どんな仕事もそうですが。


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