あらゆる職業に適性があります。その職業に向いているか、向いていないか、ということです。
もちろん美容師にも「向いている」「向いていない」があります。
地道に努力できる人
美容師になるためには、美容学校で2~3年勉強して美容師国家資格を取得しなければなりません。さらにその後、美容室や美容サロンに就職後したらアシスタントとして下積み仕事を続け、スタイリストを目指します。2~4年の下積み期間を経ると、ようやくスタイリストです。しかし! スタイリストになって終わりではなく、スタイリストになってからも日々技術や接客術の向上、新しい知識の学習に努めなければいけません。
とにかく、ずっと学び続ける姿勢が必要です。美容師と言うと、一見華やかな仕事のように思えますが、美容師はお客様を華やかにすることはあっても、基本的には毎日地道に努力を積み上げる職業です。
そんな地道な努力をできない人は、美容師には向いていないと言えるでしょう。
美容への興味・関心がある人
ファッション業界と言えば華やかなイメージがありますが、美容もファッションの一部なので、美容師もファッション業界の華やかさの一端を担っていると言えます。とは言え、美容師は基本的に、毎日地道に努力を積み上げる職業です。
地味な努力を積み重ねる職業ですが、お客様は美容師に最先端の華やかな流行に対する知識や技術も求めます。
最先端のファッションをヘアカットに取り入れるには、やはり最先端のファッションへの強い関心が必要です。
最先端のファッションにも流行にも全く興味がない人は、美容師に向いていないでしょう。
コミュニケーションが得意な人
美容師はお客様のニーズをつかみ、ヘアカットなどを行います。このニーズをつかむことがうまければ、お客様も大いに喜び、常連客になってくれる可能性も高くなります。
逆に言うと、美容師はうまくお客様のニーズをつかまなくてはいけないのです。お客様のニーズをつかむには、コミュニケーションがとても重要です。美容師は接客業でもあるのです。
接客業で一番重視されるのがコミュニケーション能力です。
上手なコミュニケーションによってお客様のニーズをしっかりつかめる人こそ、美容師に向いているというわけです。
体力がある人
美容師は基本的に立ち仕事です。
立ち仕事には体力が必要です。
すなわち、体力がない人は美容師に向いていないと言えるわけです、
人に喜んでもらいたいと思える人
前述した通り、美容師はお客様のニーズをつかんでヘアカットを施します。お客様に快適に過ごしてもらうための接客をし、満足度の高いヘアカットによってお客様に喜んでもらうのが仕事です。
つまり、お客様に喜んでもらい、その喜びを自分の喜びにできる人が、トップスタイリストにもカリスマ美容師にもなれる人材なわけです。
人に喜んでもらいたいと思えない人は、美容師としての日々の努力が大いなる苦痛となる可能性もあります。
そういう人は、早速転職したほうが良いのかもしれません。
人に興味を持てる人
人とのコミュニケーションをうまく取れるようにするには、相手に興味を持つことが肝心です。
「お客様はどんな人だろう」「どんなヘアスタイルにしてほしいのだろう」という興味を強く持って接すれば、自然とお客様の気持ちや要望を聞き出すような会話になるはずです。
それがコミュニケーションです。
人に興味を持てない人は、接客業で成功するのは難しいかもしれません。
まとめ
美容師にも適性があるので、「向いている」「向いていない」がありますが、やはり何ごとも「好き」という気持ちが大事です。
上の項目を自分と照らし合わせてみて、仮に自分が美容師に「向いていない」となったとしても、「好き」という気持ちを強く持ってあきらめずに努力すれば、「向いていない」が「向いている」に変わってくるかもしれません。
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