ワクワクがいっぱい! 美容師の仕事の楽しさ

美容師は接客や細かい作業に神経を集中させたり、体力を消耗する立ち仕事であったりして、なかなか大変です。
しかし、いろいろと「楽しい!」と感じることができるポイントがあります。

はじめに

美容師は高度な技能が必要な専門職なので、美容師になるための資格を取得しなければいけません。それに、せっかく美容師として就職しても最初はアシスタントとなってスタイリストの補助をしなければいけなかったりします。地道な努力が苦手な人にはツライと思えることが多いかもしれません。
そんな人たちが思わず忘れがちな、美容師の仕事の楽しさをご紹介します。

「好き」を仕事にできること

多くの人が「美容が好きだから」美容師になります。野球が好きだから野球選手になるのと近いものがあります。
恐らく、「一流大学を出て一流企業に入社しなさい」と同じように「美容学校を出て美容師になりなさい」と教えられて育てられたとか、美容師は安定して高収入を得られて出世できる仕事だからとか、勉強が苦手だから高卒でもなれる美容師になろうと考えたとか、そういう人はあまりいないでしょう。
美容師は安定した高収入の仕事ではありません。それに、美容師になるのにあまり学歴は関係ありませんが、美容学校に通わなくてはいけないので、「勉強が苦手」だけの理由で美容師の仕事を選ぶと、美容学校での勉強がとても辛くなります。
そんなわけで、多くの人が「美容が好きだから」美容師になると言えます。「好き」を仕事にできるのが美容師なのですから、ゲームが好きでゲーマーになったりゲームの開発者になるのと同じで、楽しくないわけがないでしょう。

おしゃれを追求できること

「美容が好き」ということは、「おしゃれ」に強い興味があるはずです。一方、美容院のお客様も「おしゃれ」に強い関心のある人が多いと言えます。美容師はそんなお客様に満足してもらうため、「おしゃれ」を追求することになります。
すなわち、四六時中「おしゃれ」を考え、「おしゃれ」を探し、「おしゃれ」を知ろうとします。
強い興味の対象をとことん追求できるのですから、きっと楽しく、ワクワクするに違いありません。

最新トレンドに触れられること

「おしゃれ」は時代によって変化します。地域によっても違います。新しく生まれた「おしゃれ」は、トレンドと呼ばれます。
一般的に「ファッション」のトレンドはフランスはパリで生まれ、パリから世界中に広まっていくと信じられています。
「おしゃれ」を追求する美容師ももちろん、トレンドに無関心ではいられません。ヘアスタイルやメイクにもトレンドがあります。美容師はそういった最新トレンド情報をいつもキャッチし、お客様に提案できるようにします。
「おしゃれ」が好きな人にとっては、最新トレンド情報に触れることは喜びでもあります。

創造力と感性を発揮できること

美容師は「おしゃれ」の最新トレンドに触れ、自分の感性を磨いて創造力として発揮します。お客様に最新のヘアスタイルを提案し、喜んでもらうことが仕事なのです。
つまり、自分の中の「おしゃれ」を外に向けて表現できるわけです。芸術家が内から沸き起こる熱情を表現したい欲求にかられるのと似ています。
美容師も自分の表現欲を発揮できるので、きっと楽しいはずです。

いろいろな人と出会えること

美容師は接客業でもあり、いろいろなお客様に施術を行います。
接客業に就く多くの人は「いろいろな人とコミュニケーションを取ることが好き」なので、接客業を志します。「いろいろな人とコミュニケーションを取ることが苦手」で接客業を志す人は、それほど多くはないでしょう。
「いろいろな人とコミュニケーションを取ることが好き」で美容師になった人なら、「いろいろな人とコミュニケーションを取る」美容師の仕事を楽しいと感じるに違いありません。

人生の節目の喜びごとに関われること

美容院にはいろいろな人がお客様となって訪れます。中には、成人式、卒業式、入学式、結婚式など、人生の特別な日のために訪れる人もいます。成人式にヘア、メイク、着付けと一式をしてもらうお客様もいます。
そんな人生の節目の喜びごとに関わることができる仕事は、そう多くはありません。それはとても晴れがましく、うれしいことなのです。

やればやっただけ稼げること

美容師は一般的に低収入の仕事だと思われがちです。しかし、それはアシスタント時代の話です。ここで低収入を我慢できず、辞めてしまうのはとてももったいないと言えます。スタイリストになると、いよいよ美容師の稼ぎどきの始まりです。
スタイリストの給料を歩合制にしている美容室が多くなっています。歩合制ということは、お客様に施術をすればするだけ、店の美容関連商品を売れば売るだけ、給料が上がります。中には年収約800万円を稼いでいる美容師もいるとかいないと言います。
また、スタイリストとしてさらに経験を積んで独立すれば、売り上げをすべて自分のものにすることもできます。
仕事をすればそれだけ給料で評価されるのですから、これは楽しいことです。

技術が向上すると成長を実感できること

美容師は高度な技能を要する専門職であり、高い技能を持っていればそれだけお客様の満足度も上げられます。そのため、美容師は絶えず技能の向上に努めます。
技能が向上してそれだけお客様に喜んでもらえると、自分自身の成長を実感でき、とてもうれしくなります。そんなうれしさが重なると、仕事を楽しく感じるはずです。

知識が増えることを実感できること

美容師は絶えず最新トレンドの情報をキャッチし、技能の向上に努めます。「おしゃれ」はときとともに変化しますから、美容の情報も絶えず上書きされていきます。
そうやって新しい情報を得ていくと、美容師としての知識もどんどん深くなり、幅広くなっていくはずです。
知識が増えてお客様に喜んでもらえることが多くなると、自分自身の成長を実感でき、とてもうれしくなります。そんなうれしさが重なると、仕事を楽しく感じるはずです。

人に喜んでもらえること

美容師は接客業でもあるので、お客様とじかに接します。工場でものづくりの仕事をしている人は、作った製品のお客様とじかに接することはほとんどありませんが、美容師は違います。
お客様の中には、美容師の仕事振りにとても満足し、お礼を言ってくれたりする人もいます。そんな風にお客様に喜んでもらえると、美容師も何か楽しい気持ちになるものです。

仕事が大変なこと

美容師の仕事は地道な努力の積み重ねが必要で、なかなか大変です。
しかし、大変で過酷でツライと感じることがあるからこそ、新しい情報を得たり、自分の成長を実感できたり、お客様に喜んでもらうことでの楽しさが何倍にも感じられるのです。
ただ毎日楽しいだけだったら、楽しさに慣れて楽しく感じなくなってしまうに違いありません。

まとめ

恐らく「好き」が高じて美容師になった人が多いのではないでしょうか。世の中には「お金のため」「世間体のため」「親のため」にやりたくもない仕事をして、愚痴不満がたまっていく人が多くなっていますから、「好き」を仕事にできているだけで美容師はとても恵まれた境遇だと言えます。
それに加え、毎日の仕事でいろいろな楽しいことを体験できるのですから、満ち足りていないわけがありません。
今現在、美容師の仕事をしていて愚痴不満がたまっていると感じている人は、毎日の小さな「楽しさ」を探し、無理にでも見つけましょう。
どうしても見つからない場合は、もしかしたら就職先の店との相性が悪いのかもしれません。そんなときは美容師向け求人サイトで転職先をじっくり探してみるのも良いのではないでしょうか。

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