AIが美容師に取って替わる? これが近未来の美容室

美容師

トラック運転手やタクシー運転手、レジ打ちなどの仕事は将来、AIに取って替わられるとまことしやかに囁かれています。
レジ打ちはセルフレジという形で人手を使わないことが実現していますし、人手不足問題からトラックやタクシーの自動運転システムも進められています。
美容師はどうなのでしょう?

はじめに

人々の美容への関心が高まる一方、労働環境の過酷さなどから美容師は人手不足になっています。
物流の需要が高まっているのに人手不足が止まらないトラック運転手と同様というわけです。
トラックの運転をAIに任せる自動運転システム同様、美容師の仕事をAIにさせるシステムも開発が進められているに違いありません。

AIに替わられる美容室の業務

実際、美容師の仕事のどんなところがAI任せにできるのでしょうか。

予約の受付・管理

美容室の予約もスマホやパソコンで行いますから、店側は予約の受付・管理システムを用意し、スケジュールを組んだり、お客様に返信するのもAIが自動的に行うようにすれば良いわけです。

受付業務

受付にロボットやタブレットを設置して来客対応しているお店もすでにあるようです。

お客様の送迎

受付が済んだらお客様を待合室までご案内し、準備が整えば席までご案内します。帰りは玄関まで見送ります。
実際にはAIの端末であるロボットが行います。一般企業ですでに導入しているところもあるようです。

環境管理

温度、湿度、店内の明るさなどの室内環境は、AIが季節、その場の人数、時間、湿度、室温などによって調整します。エアコンの自動設定みたいなもので、もはや新しさはありません。
近未来では、BGMもその日のお客様のご機嫌などから判断して選択します。

カウンセリング

どんな施術を希望しているか、その日の髪の状態はどうなのか、AIが分析します。最初はお客様がタブレット操作して情報を入力するかもしれませんが、そのうち音声を認識し、お客様をスキャンして情報を取り込むようになります。

ヘアスタイルの提案

AIがお客様の写真を加工し、施術後のヘアスタイルの画像を生成してその日のヘアスタイルを提案します。これもすでに始まっています。

会計

会計もお客様を見送るロボットが行います。セルフレジがもっと進化したヤツ、とお考えください。

電話対応

メールやLINEなどでの問い合わせだけではなく、電話による問い合わせもAIが対応します。音声生成AIがありますから簡単です。

DM・メール送付

常連のお客様、常連になってほしいお客様に、そのお客様に合わせたタイミングでDMやメールを送るのもAIです。

在庫管理

美容室で販売する商品、美容師が使うシャンプーなどの消耗品の在庫を管理し、なくなる前に業者に発注するのもAIです。

施術

すでに多くの業務をAIでもできるようです。一部は導入も進んでいるでしょう。
しかし、1つだけ人の手に頼らなければいけないと言われているものがあります。お客様への施術です。つまり、ヘアカットやシャンプー、パーマ、メイクなどです。
本当にAIに任せられないのでしょうか?
ヘアカットの自動装置の開発はすでに始まっているとも言われています。
ただ、AI化の壁になっていると言われているのが、人の創造性職人技の再現や、お客様にとっての安全性です。
トラックの自動運転システムも、すでに実証試験は始まっているものの、実用化には法的問題などもあって思うように開発が進んでいません。
だから、もしかしたら施術の中でも比較的簡単にできそうな、シャンプーやパーマの自動装置の開発が先に進むかもしれません。
しかし、それほど待つこともないでしょう。人間そっくりの動きをするAI搭載ロボットが開発され、人間の美容師と全く同じ仕事をしてくれる日もすぐに来ます。トラックもロボットが運転します。
そんな近未来では「人間は間違いが多くて困る。淹れるコーヒーの味が毎回違うのだから」なんて、ロボットのお客様が話しているかもしれません。

まとめ

あらゆる業界で人手不足が問題となっています。転職業界が花盛りで、若い人は何かあるとすぐに転職してしまい、あらゆる業界で人材の定着率も低くなっています。
そのため、AIによる自動システムが多く開発されています。そのうち、人が不要になるに違いありません。こんな文章も、そのうちAIが作るようになるのでしょうね。

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