さあどうしよう⁉ 美容師が仕事中にケガしちゃった!

美容師

美容師と言えば、ハサミは大切な道具です。ですが、ハサミも刃物なので、扱い方を間違えれば危険です。間違ってもお客様を傷つけてはいけませんが、美容師自身がケガを負う可能性もあります。
美容師は危険を重々承知してハサミを使わなければいけないのです。

はじめに

扱い方を間違えれば危険なハサミを使う美容師が、仕事中にケガをしてしまったら、さあどうしましょう。
もちろん、すぐに手当てをしましょう。もしも簡単な手当では済まないときは病院に連れて行く、もしくは救急車を呼ぶなどの対処が必要です。
もしかしたら、治療が思わぬ高額の出費になるかもしれません。また、しばらく出勤できなくなるかもしれません。補償はどうなっているのでしょうか。
今回はそんな「美容師が仕事中にケガしちゃったらどうなるのでしょう」という問題に触れます。

美容師に多いケガ

美容師が仕事中に負ってしまいがちなケガを紹介します。

ハサミでのケガ

美容師と言えばハサミです。ハサミは刃物です。間違って扱えば切り傷、刺し傷を負ってしまいます。
よく注意して、お客様の肌に当ててしまわないのはもちろんですが、間違って自分の指などを傷つけたり、自分の足に落としたりしないようにしましょう。

薬剤での皮膚ダメージ

美容師はカラー剤やパーマ液などを使います。化学薬品です。これが皮膚につくと、中にはかぶれやアレルギー反応を引き起こす人もいます。

ヘアアイロンでの火傷

ヘアアイロンは熱して髪をなでつける道具です。間違って肌に当てて水ぶくれ、火傷になってしまうという事故が起きています。

床で滑って転倒

美容室の床は基本的に掃除も行き届いています。髪の毛はしょっちゅう落ちていますが、すぐに掃除します。ピカピカです。
そんな床に、洗髪のときの水やシャンプーの泡が落ちると、とても滑りやすくなります。もし滑ってしまったら、打ちどころが悪いと捻挫したり、骨にヒビが入ってしまうということにもなりかねません。

感染病の感染

美容師は接客業でもあり、お客様とは随分近くで接します。会話もします。お客様が何か感染するような病気だったりすると、美容師が感染する可能性はとても高くなります。

職業病

腱鞘炎や腰痛、手荒れなどが美容師の職業病、つまりその職業だからこそかかりやすい病気と言われています。

対処法

切り傷、刺し傷、火傷、捻挫、骨折、感染症、腱鞘炎、腰痛など、程度が重い場合、通院や入院の必要も出てきます。勤務に支障をきたすことになる場合もあります。
治療費、生活費は誰かが補償してくれるのでしょうか。

正社員の場合

国の制度である労災保険が適用されます。労災保険は、労働者の業務上、または通勤途中、労働者が負傷したり、病気にかかったりした場合に補償する、ありがたい制度です。治療費や入院費などが支給されたり、休業中の給与の一部が補償されます。保険料は全額事業主が負担し、労働者の負担はありません。
ただ、職業病の腰痛のように、仕事との直接的な関連性を証明しにくい場合は労災保険が適用されないかもしれません。腰痛は美容師ではなくても、日常生活の腰への負担でもなりがちだからです。腱鞘炎も、ハサミの使い過ぎではなく、例えばピアノの弾き過ぎでもなるので、これも「あくまでもハサミの使い過ぎによる腱鞘炎」ということを証明しなければいけません。

業務委託の場合

業務委託で仕事をする美容師は、いわば個人事業主で、原則として労災保険が適用されません。補償がないわけです。治療費は全額自己負担で、休業中の収入はゼロです。大変です。
ただ、「特別加入制度」という例外的な仕組みを利用できます。保険料は全額自己負担ですが、正社員とほぼ同等の補償を受けられます。または、民間の保険に加入するという選択肢もあります。

まとめ

何にしても安全を心掛けて仕事することが肝心ですが、一寸先は闇とも言います。転ばぬ先の杖ということで、「もしもケガしたらどうしよう?」ということを考えておいて、損はありません。

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