さあどうしよう⁉ 美容室で地震に遭っちゃった!

美容室

日本は地震大国として知られています。実際、大規模な地震も度々起きていて、また今後も起こる可能性が高いと繰り返し報道されています。もし今、日本のある地域で大地震が起きた場合、どれくらいの死傷者が出るかといった試算まで出ています。耐震設計も多くの住宅メーカーが研究を重ねています。
地震の仕組みもある程度分かり、必ず地震が起きることも分かっているなら、地震が起きてどれくらい死傷者が出るかを計算しているヒマに、その地震のエネルギーを何か別のものに変換し、大きな被害を出さないようにする研究をすれば良いのにと、我々素人の庶民は思ってしまうのですが。

はじめに

日本にいれば「地震はいつ起きてもおかしくない」そうです。もちろん、美容室にいるときにも地震は起きます。
今回は、お客様が「美容室で地震に遭っちゃった」と言ってパニクらないよう、美容室ができる災害対策をご紹介します。

美容室の災害対策

お客様にとって美容室は「リラックスして快適に過ごせる場所」のはずです。そんな美容室にいるとき、地震などの災害に遭ってしまったら、お客様も大いに慌てることでしょう。もちろん美容室のスタッフも平常心ではいられないかもしれませんが、スタッフにとって美容室は「自分たちの場所」です。少しでもお客様に安心してもらえるよう、普段からできることがあります。
そんな、美容室の災害対策の代表的なものを挙げてみます。

避難経路の確認

大規模な地震などの災害が起きた場合、安全な避難場所に行くと安全です。避難場所は地域ごとに災害の種類別に決まっているはずです。災害時には美容院のスタッフがお客様を誘導して避難場所に行かなければいけません。ですから、店から避難場所までの経路を実際にたどり、スタッフ全員が知っておく必要があります。
災害時には道を通れなくなることも考えられるので、避難経路は複数想定しておくことが肝心です。
もちろん、店から安全に出なければいけないので、店内での脱出経路も確保しておきましょう。
確認できたら店独自の避難経路マップを作成しましょう。

非常用持ち出し品の用意

避難所でしばらく過ごす場合に最低限必要なものをあらかじめ用意し、持ち出すと便利です。災害時に袋にまとめていては避難が遅れますので、普段から準備しておくことが肝心です。
袋に入れておくのは例えば、災害用トイレ、バンソウコウ、消毒液、包帯、乾電池、懐中電灯、水を保管しておける給水袋、水、多機能ナイフ、携帯電話の充電器、レトルト食品、生理用品などです。

設備の固定

地震のときに怖いのが、棚などが倒れたり、天井の照明などが落ちたりすることです。倒れる可能性があるもの、落ちる可能性があるものをおらかじめ確認し、固定できるものは揺れても落ちないようにしておきましょう。鏡やガラスなど、割れて危険な場所も確認して店内の脱出経路を考えることも必要です。

スタッフの連絡手段の確認

地震などの災害時にスタッフ全員が出勤しているとは限りません。美容室は雇用者の責任としてもスタッフ全員の安全確認をすべきです。緊急時の連絡網を設定し、連絡手段も決めておくと良いでしょう。
迅速に連絡を取れるように、電話やメールに加えてチャットアプリなども利用することが肝心です。もしスマホを持っていないスタッフがいたら、緊急時連絡用のスマホを店から貸与しましょう。

ハザードマップの確認

今は各自治体などが、災害時に想定できる危険な場所を記入したハザードマップを作成しています。これを確認して店独自の避難経路を設定しましょう。

耐震性の向上

美容室が一軒家の場合、できれば耐震性向上の改装工事を行っておきましょう。もし、ビルなどに入っている場合で、建物として耐震設計されていないなら、ビルのオーナーに交渉して耐震改装工事をしてもらいましょう。

地域との連携

避難場所では他の地域住民とともに避難することになります。火災などの拡大防止や負傷者の救出救護などでは、地域住民との連携活動も求められます。地域の自治会、他の企業、店舗との協定を結んだり、地域の防災訓練に参加し、日ごろから協力体制をつくっておくと良いです。

スタッフの役割分担

災害時のスタッフの役割も決めておきましょう。誘導係、消火器の操作担当、電気設備の操作担当、非常用持ち出し品の管理担当などです。

災害対策マニュアルの作成

いざというときに冷静に行動できるよう、以上の災害対策をまとめ、災害時の行動を想定したマニュアルを作っておきましょう。

地震保険

地震保険に入っていない店は、念のために加入しておくと良いかもしれません。

備蓄

水、食料品、薬など、いざというときの備蓄を日ごろからしておきましょう。

災害対策用品の準備

ヘルメット、救急用品、ラジオなど、一般的に災害対策用品となっているものも準備しておきましょう。

防災訓練の実施

店独自の防災訓練も実施しておくと良いかもしれません。改めて災害対策用品の確認、スタッフの役割の確認になります。

地震が起きたら

カウンターやシャンプー台などの下で身をかがめます。揺れが大きいと鏡が割れる可能性もあるので注意しましょう。
一旦揺れが収まったらガスの元栓を閉めます。窓、ドアも開け、とりあえず脱出経路を確保しましょう。
それからテレビ、ラジオなどで情報を入手します。テレビ、ラジオを「オールドメディア」などと言って見下していた人は心の中でゴメンナサイしてください。SNSでもさまざまな情報が飛び交いますが、デマが多いので信用しないように。役場から避難指示や勧告が出たり、あからさまに「ヤベえ」と感じたら最寄りの避難所に避難です。日ごろの備えがここで生きてきます。

まとめ

災害時に安全を確保できるかどうかは、運と冷静さです。運はともかく、冷静さを保つには日ごろからの備えが肝心です。必要なものを用意、準備し、スタッフ全員で災害対策を実践しましょう。また、今回挙げた対策も、比較的容易にできるもの、短期間では準備が難しいものがあるかもしれません。それでも、できるところから少しずつでも始めましょう

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