特定の仕事などを休止している期間を、日本ではブランクと呼びます。英語圏ではギャップと呼ぶそうです。
はじめに
美容学校で勉強して美容師国家資格を得て美容室に就職し、数年後、念願だったスタイリストになれたのに、美容師を辞めなければいけないことになってしまった、なんて人もいるのではないでしょうか。
理由は人それぞれでしょう。
中には、辞めて数年経ち、「辞めざるを得なかった事情」や「辞めたくなった気持ち」が変化し、もう一度美容師として仕事したくなった人もいるかもしれません。
しかし、美容師の仕事は高度な技術を要する専門職で、常に技術の向上や最新情報の収集を続けなければいけない仕事です。美容師の仕事を一度辞め、ブランクができてしまっている人が果たして復帰できるのでしょうか。
今回はそんなセンシブルでサスティナブルでリプロデューシブルな問題をひそやかに解決していきます。
そもそもブランクのある元美容師が職場復帰できるのか?
美容師は仕事をするために美容師国家資格が必要です。その美容師国家資格には年齢制限がなく、違反をして取り消し処分を受けない限り、更新しなくても生涯有効です。
つまり、何年ブランクがあっても美容師国家資格を持っていれば、理屈で言えば、いつでも復帰できるのです。
ブランクのある元美容師を雇う美容室はあるか?
今は人手不足の美容室が多くなっていますから、ブランクのある元美容師を雇う美容室もあります。
何年までのブランクなら許されるのか?
ブランクのある元美容師を雇う美容室では、美容師の復帰に関してブランクの年数や年齢はさほど問題視されません。
10年以上のブランクでも再就職できる人は多くいるそうです。
美容室によっては求人に年齢制限を設けているところもありますが、それはどんな業界でもそうです。
ブランクがある元美容師のマイナスポイントは?
美容師に限らず、ブランクのある仕事に久々に復帰するとなると、不安を感じる人も多いでしょう。
「やはりすっと仕事を続けてきた人には負けるのではないか」「そもそも昔のようにきちんと仕事できるのか」「自分の技術は落ちているのではないか」などなど、不安の理由もたくさんあるはずです。
復帰に向けてすべきこととは?
ブランクがある元美容師にとってマイナスなことは、いろいろあります。しかし、ブランクのない同年代の人に負けるのは当たり前ですし、昨日までハサミを持つこともなく暮らしてきて、今日、いきなりお客様の髪をカットするのはやめたほうが良いですし、当然、現役当時より技術は落ちているでしょう。
ですから、復帰を決めたその日から、改めて技術を取り戻す訓練を始める必要があります。また、就職先もきちんと人材育成・教育に力を入れているところを選んだほうが良いです。辞めるときはスタイリストだった人も、復帰後はアシスタントからの再スタートになることも覚悟しましょう。
技術のおさらい
技術を取り戻す訓練を始める必要があります。
今は動画サイトでも美容師の技術をアップしていますから、それを見ながら家族や友人で施術を試すのも良いでしょう。広く参加者を募集している美容技術の講習会やセミナーに参加する手もあります。
最新トレンドや最新技術の学習
美容室のお客様は美容師に「美容のプロ」であることを期待し、必要であれば美容に関するトレンドや最新情報を教えてほしいと思っています。美容師はその期待に応える必要があります。
美容師を辞めた後もそういう情報を熱心に収集していた人は別ですが、そういう話題から離れていた人は、改めて美容の最新トレンドや最新技術を学ばなければいけません。
美容師に復帰するには?
何はともあれ、美容師国家資格さえあれば「美容師になりたいときが、美容師になるとき」です。行動に移しましょう。
元美容師OKの美容室を探す
このところ美容への関心が高まり、美容室が増えている一方、美容室の倒産も増え、美容師不足となっている美容室も増えていると言います。
求人にブランクOKを明記している美容室もありますし、教育体制が充実している美容室を探すと効率的かもしれません。
働き方を決める
美容師も今は働き方が多様化しています。元美容師は美容師の経験者でもあるので、今の自分の生活環境に合った働き方をできる美容室に勤めたほうが、長続きしやすいのではないでしょうか。
例えば、以前美容師を辞めた理由が出産、育児だった場合、シフトに融通を利かせてくれる美容室や、短時間勤務をできる美容室、育児に理解のある美容室を選びたいものです。
どの美容室にも就職せず、フリーランスの美容師として仕事をする、自分で美容室を開業するという選択肢もあります。準備は大変ですが、その気になればできないことはないはずです。
アシスタントからの再スタートを覚悟する
もともとスタイリストだった人も、ブランクがあって新しく美容室に就職する場合、またアシスタントからのスタートになることは覚悟しなければいけないでしょう。ただ、経験や現状の技術などから考慮され、全くの新人がスタイリストになるよりは早く、入社数か月でスタイリストになれるはずです。
まとめ
ブランクのある元美容師が美容師として復帰できるかは、自身の努力、覚悟、運によりますが、熱意があれば十分に可能性は高いでしょう。


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